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2024年4月13.14日『タイとハーブと暮らしと』ニコニコレストランブースにて出店@大多喜ハーブガーデン

東京の小さなベランダ菜園での命の循環・種子の循環

野菜はスーパーや八百屋さんで買うものだ。
苗は園芸店で買うものだ。
種もどこかで買うものだ。

ずっとどこかでそう思ってきました。

ベランダ菜園を初めてみるとそうではないことに気がつきます。
それは私ができる範囲でしかないので八百屋さんや園芸店のようにクオリティーを均一で生産性が高いものは望めませんが、東京の小さなベランダ菜園でも命の循環、種の循環が可能なのです。

去年栽培したバケツ田んぼで採れた種籾を今苗作りに使っていますが
バジル、パクチーも種がたくさん採れました😊
パクチーの種は撒く分以外はコリアンダーシードとして使ってみようと思い乾燥中です。

小松菜とルッコラも菜の花が咲いて種になったので、そのまま生ゴミ堆肥で作った再利用の土に撒きました。


自然農について知りたいと思ったときに出会った岡本よりたかさんの本を読んで記憶に残っているのが、種が育った環境に馴染んでいくという話でした。

種は環境を記憶し、自らバージョンアップする。
自家採取してつないでいけば、種が環境を覚えてくれるから、栽培の苦労が減ります。

KOKOCARA 岡本よりたかさんのインタビューより
KOKOCARA
すべての命は種から始まる――「たねのがっこう」の岡本よりたかさんが、「タネとり」をすすめる理由|KOKOCA... 家庭菜園が趣味という人でも、「種は、買うもの」という方は多いでしょう。「たねのがっこう」の岡本よりたかさんに、種にまつわる危機から、とっておきのタネとりのヒント...

7年もするとすっかりその土地になじむそうです。

植物は言葉こそ発しませんが、健気で素直で力強い、生命力の塊だと植物に触れるたびに思っています。
今はそんなわたしですが実は2年前はそうは思っていませんでした。

ベランダにも害虫がやってきます。
2年前、まだベランダに植物がほとんどなかった頃。たまたま買ったローズマリーとバジルは収穫する前に害虫にやられて弱ってどうすることもできずさよならしたことがありました。去年もローズマリーにはスリップスが繁殖し、オレガノは病気になり弱ってしまいました。毎朝テープで捕殺したりしましたが

たかこ

いつまでこれを続けるんだろう?

と思い、その植物の生命力に任せようと無理に害虫駆除をすることをやめたのです。
そうしたら、オレガノはダメになりましたがローズマリーとバジルはある時を境に害虫にやられなくなりました。バジルはその前の年とは正反対に健康な葉っぱを実らせるようにまでなってびっくりです。
どこかに命の境があって(弱るか、負けてたまるかと復活するか)、それを乗り越えると害虫に影響されなくなるのではと思うようになりました。

もし、植物自体の生命力以外にも理由があったとするのなら。2年前よりも植物の種類が増えて飛んでくる虫も増えました。その中に害虫と呼ばれるものもいるし益虫と呼ばれるものもいて、食物連鎖ができたのかもしれないなぁと思ったりもします。
バッタ、ミミズ、ムカデ、ダンゴムシ、ナメクジ、あり、アブラムシ、蜂、ちょうちょなど、いろいろな虫がやってきます。環境と多様性の大切さも感じました。

わたしたちは移住を考えているので種がこの環境で馴染む前に引っ越す可能性の方が大きいですが
人間も新たな環境になれるまでには時間がかかるのは同じ。
辿り着いた先で、植物たちとともに環境に馴染みながら成長していきたいと思ってます✨

日本には種苗法というのがあり、自家採取についても法律があります。
「育成者権」がある品種は自家採取が禁止になりましたが、家庭菜園レベルであれば自家採取は可能だそうです。

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この記事を書いた人

たかこのアバター たかこ イラストレーター

マルチクリエーター/保育士/栄養士

担当:ベランダ菜園/投資/パン作り/シッター/英語/旅行手続き/Webカスタマイズ/金継ぎetc

たかこです。
このホームページのカスタマイズ担当しています。
パートナーのたろさんには
親しみを込めて「相方」と呼ばれています。

料理研究家のアシスタント〜保育園栄養士〜保育士〜シッターを経て
今はフリーでイラストレーターとシッターをしています。
手先が器用でものづくりが得意!
そしてなんでもすぐ挑戦してしまう!
若干飽きるのも早い(笑)
今年はコツコツ続けるのが目標です。

日常のささやかな彩りになるようなテーマの投稿をしていきますのでよろしくお願いします。

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